精神科を受診される患者さんで多い症状が「眠れない」です。足がむずむずして眠れない、気がかりな事で頭がいっぱいで眠れない、明日の出勤が怖くて眠れない等々…

不眠は最も多い精神症状でもあり、ほかの精神症状を更に悪化させる要因にもなります。
ですから精神科では眠れているかをお決まりのように問診されます。
睡眠がうまくとれないと翌日のパフォーマンスに支障を来たし、それがまた不安や自己肯定感の低下など症状悪化を来し、また眠れないと言ったように悪循環に繋がります。
不眠を改善させるために安易に薬に頼らず普段の自身の睡眠を見直すための睡眠衛生という概念がありますが….
(睡眠衛生指導の12ヶ条のリンク
https://www.suimin.net/sp/data/img/guide/guide.pdf (リンク元 田辺三菱製薬株式会社、吉富製薬株式会社製作のすいみんネットより)
悪循環を断ち切るために薬が有効な事があります。もちろん使い方は最小限、最低限にとどめ、よくなればなるべく服用をしないでも眠れるかどうか見極めながら切っていくべきでしょう。